FASHION

UPDATED ON 20 Nov, 2023
NOVEMBER 20 2023

INTERVIEW – 海景前の再会。リック・オウエンス、杉本博司、池田亮司、洞窟で語る。

INTERVIEW

『SWITCH』VOL.41 2023年12月号にて、20年ぶりに来日したRick Owens(リック・オウエンス)、杉本博司、池田亮司の鼎談のファシリテーションをKLEINSTEIN(クラインシュタイン)の小石祐介とコイシミキが担当。収録は杉本博司の新素材研究所が手掛けた小田原文化財団 江之浦測候所の洞窟で行いました。撮影はDanielle Levitt(ダニエル・レヴィット)が行っています。

OCTOBER 16 2023

GQ JAPAN 10月号 | ファッション界を席巻する“クワイエット ラグジュアリー”とは何か? 小石祐介が、その潮流について解き明かす。

ESSAY

GQ JAPAN 10月号に静かなる富、静かなる言語というベースのコンセプトをもとに、クワイエットラグジュアリーについてエセーを寄稿。クワイエットラグジュアリーという言葉が流行する場所は「豊かな場所」であるということを指摘しています。GQ JAPAN 10月号 今季注目のビッグトレンド 「クワイエットラグジュアリー」

20 JUNE 2023

ファレル・ウィリアムス A.Iの時代に最強の消費者は最強の創造者になりうるか?

CRITIQUE

ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)の逝去から空席のままだった「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のメンズディレクターがファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)に決まったのが、今年2023年の2月のことだった。ビッグメゾンのディレクターが空席になった状況下で、ヴァージル以降に勃興したストリートブームはそろそろ下火になると騒がれたものの、2年以上経過した今、姿形を変えながらその勢いは増すばかりである。コロナによって世界中のファッションブランドがダメージを受けたが、急激に落ち込んだ売上が、特にラグジュアリーブランドにおいてV字回復を遂げたのが2022年。コロナ期間中、着々と力を蓄えたのは世界各地に拠点とネットワークを持っている企業と個人だった。人と人が対面できない以上、信用をもとにビジネスは行われたのだ。レガシーと信用で商売をするラグジュアリーのV字回復は、想像通りだったとも言える。このあたりは以前に寄稿した『ファッションとパンデミック – 終わらない世界を生きるために』の文中で触れ、新型コロナウィルスのパンデミックによって短期的に強いマイナス影響を受けるのは国際的なグローバル資本だが、その一方で大きな切り返しとともに回復をするのもグローバル資本であり、結果として大資本による業界再編とM&Aが進む可能性があるということについて言及した。2023年1月発表の決算によると、ルイ・ヴィトンの売上が200億ユーロ(約3兆円)を超え過去最高を叩き出し、LVMHもまた過去最高の時価総額に達した(注1)。結果としてベルナール・アルノーは記録上、世界一の資産家として君臨し、イーロン・マスクと並ぶ時代のアイコンとしてニュースを賑わすことになる。ちょうどこの決算が発表されたのと同時期、世間ではOpenAIによって開発されたChatGPT Plus、そしてGPT4がリリースされ、AIブームが始まった。この潮流は今、業界全体にも間接的に影響を及ぼし始めている。この頃、LVMH傘下のティファニーがナイキとのコラボレーションを発表したのも記憶に新しいが、同時期に一般人がAIを使ってコラボレーションのスニーカーのデザインをソーシャルメディアに投稿していたことを覚えている人もいるかもしれない。コロナ後のダイナミックな変化の潮流が起きる今、ヴァージル・アブロー不在から現在までの流れを振り返る。『ファレル・ウィリアムス A.Iの時代に最強の消費者は最強の創造者になりうるか?』(fashionsnap.com)

SEPTEMBER 22 2022

三宅一生による「3つの革新性」と「遠い射程のファッションデザイン」

CRITIQUE

2022年8月5日にこの世を去った、三宅一生の仕事の軌跡について、発明家としての三宅一生、啓蒙家としての三宅一生、そして経営者としての三宅一生という3つの革新性を評価するコラムを寄稿。『三宅一生による「3つの革新性」と「遠い射程のファッションデザイン」』

20 JAN 2022

ヴァージル・アブロー、そしてカニエ・ウェスト インターネットに拡張したストリートを歩く

CRITIQUE

41歳でこの世を去った、ヴァージル・アブローについて2010年代中盤から急速に頭角を現したその軌跡と、彼とカニエ・ウェストがインターネットにストリートを拡張した現象から今後のヒントになるべきものを考え、改めて評価してた寄稿。マイノリティが求められた役柄(Typecasting)に抗ってクリエーションをする試みについて。FASHIONSNAP.COMへの寄稿「 ヴァージル・アブロー、そしてカニエ・ウェスト インターネットに拡張したストリートを歩く」
ENGLISH VERSION is available “VIRGIL ABLOH AND KANYE WEST: WALKING THE STREETS EXTENDED TO THE INTERNET”

文學界 2021年8月号『記号・様装・批評・後現代』

文學界 2021年8月号に『記号・様装・批評・後現代』(小石祐介)を寄稿。ファッションの視点から描いた西洋による文化領域における構造的な知的支配、東洋はオリエンタリズムを内在化させた存在にとどまり続けることを余儀なくされている一方、それを超克し、アジアから新しい文化潮流を生み出していくことができるか、そのための批評のあり方と可能性という視点について論じています。

APR 21 2021

TOKYO ART BEAT『アートとファッション それぞれのゲーム』

CRITIQUE

TOKYO ART BEATへの特別寄稿。近年、活発となっているアートとファッションのコラボレーション。その背景にある2つの領域の交差の歴史と思想背景について、現代美術とファッション(様装)のそれぞれの歴史と「戦略的互恵関係」の観点から、代表の小石祐介が『アートとファッション それぞれのゲーム』というタイトルで論じています。

JANUARY 20 2021

CREATING FUTURE – ACTION TO TAKE NEXT 『非西欧圏から見えるモードの次なる風景』

CRITIQUE

『Harper’s BAZAAR Japan』2021年3月号の「CREATING FUTURE」のコーナーに、代表の小石祐介が『非西欧圏から見えるモードの次なる風景』を寄稿しました。同コーナーでは、Alexander Fury氏らとともに2021SSコレクションについて触れながら、非西洋世界からの新しいファッションシーンの台頭や、中国市場、ポップカルチャー、社会的なダイナミクスについてまとめています。

JAN 20 2021

「ファッションと社会をめぐるノート」第2回/中国について語る時に我々が語ること。

CRITIQUE

クラインシュタイン代表の小石祐介が、「社会」という観点からファッションの現在地と行く末を描き出すTOKION MAGAZINEでの連載企画。第1回では、ドナルド・トランプ以降の社会と、そこに立ちあらわれたオルタナティブなファッションの潮流について論じた。第2回目の今回は、存在感を増している中国について。新たに生まれたカルチャーに関わるために必要なアプローチとマインドセットについて話しています。

NOVEMBER 20 2020

NOT FAR#2 スニーカーから見る経済と歴史

CRITIQUE

TOKYO DESIGN STUDIO New Balance がプロデュースするフリーマガジン『NOT FAR #02』に『スニーカーからみる経済と歴史』というタイトルで寄稿しました。消費者が購入したスニーカーを売買できるリセール市場。まるで株のようにスニーカーが売買され、人気商品は定価の何十倍もの価格で 取引されている現在、数あるファッションアイテムの中でスニーカーならではの現象がこのように起きる事情について小石祐介が考察しています。